◆ビタミンCってなに?
そもそもビタミンとは身体の働きを助け、調子を整えるために欠くことのできない微量栄養素のことです。
ビタミンは2種類に分けられます。
①水溶性ビタミン (水に溶けやすい) : ビタミンB群、C
②脂溶性ビタミン (水に溶けにくく油(脂)に溶けやすい) : ビタミンA、D、E、K
ビタミンCは水溶性ビタミンの一種で、化学名は 「 L-アスコルビン酸 」 といいます。
◆ビタミンCの働きを見てみよう!
まずは、私たちのカラダで何がおきているのか?を簡単に見てみましょう。
私たちは呼吸により、空気中の酸素を取り入れて生きています。
その酸素のうち「活性酸素」 と呼ばれる体をサビさせてしまう物質に変化します。
活性酸素は酸化力が強いため、抗ウイルス作用などがあるのですが、増えすぎるとタンパク質(DNAやコラーゲン、各組織など)を傷つけてしまいます。
これにより、細胞の機能を低下させ、ガンや動脈硬化、脳卒中、糖尿病などの原因の一つとなります。
ビタミンCは、この活性酸素を捕捉し、無害化する「抗酸化作用」 をもっています。
他にも、以下のような作用があげられます。
・ 免疫機能を高める
・ コラーゲンの生成を促す
・ メラニン生成を抑制する
・ 鉄の吸収を高める
・ カルシウムの吸収と代謝に関与する
・ アミノ酸の代謝に関与する
・ 糖の代謝に関与する
・ アレルギー反応で生じるヒスタミンの放出を抑える
・ ストレスを軽減するホルモンの生成を促す
・ アルコールの分解を助ける
・ タバコの毒性の無毒化を促す
(参考:株式会社アスコルバイオ研究所/標準生理学)
◆いつ、どれくらいとればいいの?
結論からいうと、個人による、ということになりますが、その容量の決め方をお伝えします。
一つの目安として、『ガスが出たり、おながかゴロゴロ鳴ったり、若干軟らかい便が出るというのが腸許容上限の指標となる。腸許容上限に達した時が、ビタミンC量の追加をやめるサインとなる。』と言われています。最もわかりやすいものは、Frederick R. Klenner, MDが健康な子どもを対象に推奨していた1日当たりの摂取量は、年齢×1,000 mgとされています。
では、いつとるか?ですが、先ほどの指標である『おなかがゴロゴロ鳴ったり軟便が出るという飽和状態の徴候』が出るまで、1時間おきに2,000~4,000 mgずつ摂り続ける。のがよいかと思います。
(参考:オーソモレキュラー医学ニュースサービスー日本語版より)
◆風邪やインフルエンザを治すには、どれくらいのビタミンCが必要か?
最後に、風邪や感染に関して、ビタミンCで対処するにはどうしたらよいか?をお伝えします。
薬には頼りたくない!という方もいらっしゃいますし、実際に健康面を考えると利用しないに越したことはないと思っています。
では、その方法です。
Robert F. Cathcart, MDによると、
・軽い風邪の場合、通常の腸許容上限となり得るビタミンCの用量は1日当たり30,000 mg~60,000 mgで、これを何回かに分けて摂る。
・重い風邪の人なら、腸許容上限に達するまでに1日量で60,000 mg~100,000 mg摂ることができるかもしれない。
・インフルエンザなら、1日150,000 mgまでの量を分割して摂れば、腸許容上限に達する可能性がある。
・元気な人なら、腸許容上限に達するには1日当たり4,000 mg~15,000 mg摂れば十分かもしれない。
としています。
(参考:オーソモレキュラー医学ニュースサービスー日本語版より)
実際に私は、ビタミンC 2000㎎/包 のものを毎日使用しています。
錠剤や粉末など様々な形態のものがありますが、自分に合ったものでいいと思います。
しかし、ビタミンCだけなのか?甘味料や添加物が入っていないか?これは注意して見ておいてほしいと思います。
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