◆体は食べたものからできているのではない!吸収した栄養素からできている。
食事をした際に口にした食べ物がどんなルートを通って消化されていくのかご存じですか?
口→食道→胃→小腸。大きくこの4か所で消化という作業が行われています。
また、糖質・たんぱく質・脂質により、それぞれ消化される場所も使用される酵素も異なります。
- 糖質の消化コース
糖質は、口の中でアミラーゼという消化酵素が用いられます。
その後は、小腸でアミロプシン等の消化酵素により分解(消化)されます。
- たんぱく質の消化コース
たんぱく質は、小腸でトリプシンなどによって分解(消化)されます。
- 脂質の消化コース
脂質は、胃でペプシンという消化酵素が用いられます。
その後は、小腸でリパーゼなどの消化酵素により分解(消化)されます。
これらをみてお気づきかと思いますが、小腸でほとんど(9割)の消化吸収の作業がされています。
◆暴飲暴食や早食いがなぜいけないのか?
以前、消化酵素には2通りの役割があるとお話ししましたね。
消化酵素に働いた分、代謝酵素としての役割を失うということを思い出してみてください。
暴飲暴食や早食いにより、消化不良を起こし腸内で腐敗します。さらにその毒素を腸が吸収します。それらが、全身の細胞に蓄積され、肌トラブルや健康トラブルにつながります。
そのため、不調が出たときに『あれ取らなきゃ』『これ飲まなきゃ』となる前に、一度見直す場所があるかもしれません。今後、同じことを繰り返し、体質にしてしまわないようにしましょう。