今回は使われたこともある人もいるかとは思いますが
「睡眠薬」についてまとめていきたいと思います。
なかなか薬については先生から出されるだけで
詳しく知ろうとする人は少ないかと思いますが
ご自身が飲んでいる、体に取り込んでいるものなので
それがどんな物なのかちゃんと知って置いて欲しい思い今回書いていこうと思います。
個人的な意見なのですが
多くの方は薬のこと信用しすぎな気もします。
薬には必ず副作用がある物です。
薬に頼ってばかりいるとあなたの体は薬漬けになってしまいますよ。
睡眠のことで薬に頼っている方はこれを機にどうか
自分に目を向けてください。
【そもそもどんな人が薬を飲むの??】
基本的には不眠症の診断基準というものが存在し、
この基準に当てはまるような「不眠症」と診断された方が
第一選択治療法として「投薬」での治療が開始されます。
- 診断基準 引用「睡眠薬の適正な使⽤用と休薬のための診療療ガイドライン」
診断基準に該当しない方に対しては基本的に治療は行えないようになっています。
しっかりとした基準が設けられていますので
もし自分も不眠症何ではないかとお悩みの方は
一度この表に照らし合わせてみてください。
実際に診断基準に一致すると言う方は
病院にいくなど適切な行動をしてください。
【不眠症に対する治療について】
不眠症の治療では前述したように基本的には薬物治療が用いられます。
ですが不眠症について書いてある文献では
“現在の不眠症治療療の主流流は睡眠薬を用いた薬物療療法である。しかし、現行の薬物療法はエフェクトサイズおよび安全性の両⾯で改善の余地があり、薬物療法単独では十分に満足できる長期予後と アドヒアランスが得られないケースも多いことに留意する必要がある。過去の疫学調査によれば、1 ヶ月以上持続する慢性不眠症に陥ると、その後も遷延しやすく、きわめて難治性であることが明らかにされている。”
引用;「睡眠薬の適正な使⽤用と休薬のための診療療ガイドライン」
このように薬だけに頼って治療を行なってしまうと
長期的にみて、あまりいい結果をもたらすことはできないのかも知れない。
基本的に私が思うに
薬は対処療法であり、根本的な問題を解決することはできない。
対処をしていて、時間の経過とともに自然と治癒されていくケースは
見受けることはできるが、
薬飲んでお陰で根本的な解決ができたと言ったことは聞いたことがない。
今回の不眠症でも同じように
不眠症の根本的原因が解決できてなくて、
ただいたずらにごまかし続けることで
治ったと錯覚させ、薬の効果が何らかの原因で効かなくなると
また症状を再発したり、
そもそも薬の効果が十分に得られなく、手をこまねいているうちに
重症化、慢性化してしまい、一般的な薬では効果を期待できなくなり、
結果何十年もの間不眠症で悩むといった患者さんが生まれるのではないかと思う。
正しくその方の原因を探って
対処療法で現在の問題をごまかしつつ、
方や原因となっているものに対しても治療を行う。
といった治療計画が大事ではないかと思う。
実際に慢性の患者さんの中には半分が再発してしまうなどのデータも見られ、
問題となっている。
【不眠症治療薬について】
治療薬の選定の際に重要となってくるのは
タイミングです。
文献によって差異はありますが基本的には
・初期治療
・亜急性期〜慢性期治療
に分けられ、
初期治療では
“、GABA‒ベンゾジアゼピン受容体作動薬であるベンゾジアゼピン系および非ベンゾジアゼピン系睡眠薬を用いた初期治療のストラテジーは概ね完成している。また、近年上市されたメラトニン受容体作動薬(ラメルテオン)については、従来の睡眠薬と作用機序が異異なるため、治療適応(⽣体リズム障害に起因する不眠など)や GABA受容体作動薬の代替薬物としての位置づけについて検討が進められている。”
引用;「睡眠薬の適正な使⽤用と休薬のための診療療ガイドライン」
と言われていて、初期の薬物療法では治療薬の選択によって
改善が見られることもあるようです。
そして亜急性期〜慢性期では
“非ベンゾジアゼピン系睡眠薬およびメラトニン受容体作動薬については 6~12ヶ⽉の⻑期投与試験データが集積しており、ベンゾジアゼピン系睡眠薬に⽐較して⻑期服⽤時の有効性と安全性が格段に向上していることが確認されている。”
引用;「睡眠薬の適正な使⽤用と休薬のための診療療ガイドライン」
とありますが、
慢性の患者さんでは薬物依存や認知機能の低下などのリスクもあり、
治療プランの見直しが必要な場合もある。
そして
妊婦の方が服薬してはいけない薬のあるので注意してください。
基本的には薬物による治療が行われていますが
他にも治療法があり
それらの選択がどのように行われているのか簡単に表した図があるので
参考にしてください。
引用;「睡眠薬の適正な使⽤用と休薬のための診療療ガイドライン」
なかなか大変だとは思いますが
様々な治療法がありその中からあなたにあった治療法を見つけてください。
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