短鎖脂肪酸を知ると腸が若返る!【ブレイクスルー 健康の基盤づくり 予防医学】

    コラム・お知らせ

    ◆短鎖脂肪酸って何者?

    短鎖脂肪酸は、カラダにとってとても重要な役割を担っています。

    ・腸内を酸性に保つ

    ・腸の粘膜をつくる

    ・全身の粘液(涙、唾液、消化液など)をつくる

    などがあげられます。

     

    短鎖脂肪酸のもとは質の良い炭水化物(炭水化物=糖質+食物繊維)です。

    たとえば、ワカメやジャガイモです。

    これらに含まれる食物繊維が腸内の善玉菌による発酵で短鎖脂肪酸が作られます。

     

     

    ◆短鎖脂肪酸の働き

    ・発酵で生じた短鎖脂肪酸は、その95%が大腸粘膜から吸収され、全ての消化管と全身の粘膜上皮細胞の形成と増殖を担っています。

    ・大腸粘膜などは、100%短鎖脂肪酸がエネルギーです。これが無いと、大腸壁の維持ができず、不足すると粘膜に隙間ができ、細菌が体に侵入しやすくなります。

    ・短鎖脂肪酸は、粘液を分泌させる働きもしているので、不足すると胃液や懲役、膵液、胆汁も十分な分泌ができないことになります。胃などは、胃粘膜がないと胃壁から出る強い塩酸(胃液)ですぐに穴が開いてしまいます。唾や涙や鼻水などの体液も、この短鎖脂肪酸が作っています。

    ・その働きはそれにとどまらず、細胞内のミトコンドリアに働き、エネルギーの活性化を促しています。腸のphも下げ(弱酸性にする)、殺菌力を高めています。

    ・短鎖脂肪酸の中の酪酸は、がんのアポトーシスにも関わっているので抗がん効果もあります。

     

     

    ◆短鎖脂肪酸の中身

    短鎖脂肪酸というと、この3つがあげられます。

    ①酢酸:

    抗菌活性、生合成素材、エネルギー源、血清コレステロールの上昇、酵素の摂取機能を高める、結腸の血流促進、カルシウムの吸収促進

    ②プロピオン酸:

    抗菌活性、糖新生の促進、血清コレステロールの低下、カルシウムの吸収促進

    ③酪酸:

    抗菌活性、大腸粘膜のエネルギー源、抗がん性、がん遺伝子の抑制、細胞分化、正常細胞の増進抑制、HIV抗原の顕在化、アポトーシス、ヘモグロビンの合成促進。

     

     

    こうしてみると、腸を大事にすることがいかに大事かが分かりますね…。

    意のまま欲のままに食事をするより、きちんと体の声に耳を傾けたいものですね!

     

    (参考・引用:「酵素」の謎 祥伝社新書 鶴見隆史著)

    (参考・引用:「酵素」がつくる腸免疫力 大和書房 鶴見隆史著)

     

    コメント