老化の健康—過去、現在、そして未来【ブレイクスルー 予防医学 トリセツ専門家】

    コラム・お知らせ

    今日は、今月1日に発表されたある1本の論文から

    健康というものを読み取ってみましたので、ご紹介いたしますね!

     

    ◆過去1世紀にわたる人間の平均余命の増加。

    医学研究所(現在の全米医学アカデミー[NAM])が50年前に設立されて以来、米国の65歳の人々の平均余命は平均して年に1か月長くなっています。個人および社会の高齢化によってもたらされる課題と機会は、研究と医学の進歩を要求しており、その多くはNAMの報告によって推進されてきました。

    2019年、科学的進歩に基づいて構築し、ソリューション開発を推進し、平均余命に合わせて健康スパンを延長するイノベーションをサポートするために、NAMはHealthy LongevityInitiativeを立ち上げました。

    昨今では、日本よりもアメリカの方が健康の意識が高いって知っていましたか???

    むしろ、もう追い抜いているんですよ。

     

    ◆1950年代以降の老化に関する研究の進歩。

    おそらく、過去半世紀にわたる老化に関する研究の最大の進歩は、健康、病気、および虚弱、転倒、せん妄などの老年状態の観点から、老化の基本的なプロセスとそれに伴う変化を解明することでした

    1950年代に始まった、加齢に伴う生理学的変化の記述的研究は、1980年代を通じて、病気を老化プロセスから区別する基礎研究に取って代わりました。

     

    分子、細胞、およびシステム調節レベルでの老化の調査。

    実験では、カロリー制限、ラパマイシン、老化細胞の欠失、サーチュインの活性化など、いくつかの要因が動物の健康寿命と寿命を延ばすことが示されています。

    老年医学者は現在、さまざまなケア環境に適用できる一連のエビデンスに基づくモデルに従って患者をケアしています。

    ◆歩きやすい都市の開発や大気汚染の緩和など、ライフスタイルや環境の変化による、糖尿病、心血管疾患、特定の癌、肺疾患の予防など、晩年の予防の価値の実証が成長を促進しました。

    加齢は生理学的、機能的、行動的不均一性の増加と関連しており、一部の人々は晩年まで高レベルで機能し続けるという認識にあります。

    転倒予防の取り組みからシニアボランティアプログラムまで、複数のリスク要因を対象とした介入は、健康を促進し、身体的および認知的衰退を防ぐことに成功していることが示されています。

    ライフコース指向の研究は、特に重要な人生の期間において、不利益に関連する健康上の脅威の累積的な発生が、晩年の健康格差を促進することを示しました。

    良い面として、老化は現在、喪失と依存のプロセス以上のものであると理解されています。

    それは、貴重な認知的および心理社会的能力の獲得を含む人生の一部です。

     

    平均余命が伸び、出生率が低下するにつれて、ほとんどの国が「高齢化社会」になり、15歳未満より65歳以上の人口が増えています。米国は現在この点に到達しています。

    医療制度を含む社会制度は、そのような長寿のために設計されていませんでした。社会が人口転換にどれだけうまく適応するかについての重要な尺度には、高齢者の生産性と関与をサポートする公衆衛生と医療システムおよび制度の進化が含まれます。

    高齢者の健康、経済的、および身体的安全。

    世代間の結束、そして、資源が高齢者の間で公平に分配される程度。

     

    65歳以上の年齢層が米国の人口の20%に近づいているため、高齢のアメリカ人に質の高い予防とケアを提供する能力が重要です。そうすることで、健康のスパンと生活の質が向上し、健康格差が減少し、医療費が削減されます。しかし、それは老人医療専門家の労働力を構築するための新たな注意を必要とします。

    老年医学の理事会認定は1988年に設立されました。多くのフェローシッププログラムが存在し、老年医学者の高いキャリア満足度にもかかわらず、NAMの2008年のレポートRetooling for a Aging Americaによると、専門分野に入る米国の医師の数は依然として必要量をはるかに下回っています。(現在、6671人の理事会認定の米国老年医学者がいます)

    その数、7242人の年配のアメリカ人ごとに1人。

    老人看護師やソーシャルワーカーに関しては状況はそれほど良くはなく、老人精神科医にとってはさらに悪い状況であり、ほんの一握りの公衆衛生従事者が健康的な老化に焦点を合わせています。老人医療従事者と年齢にやさしい医療および公衆衛生システムを構築するための戦略が必要です。

     

    これからの日本はこの後を追いかける形になるのか

    それとも、正しい予防医療・予防医学に目を向けていくのか

    消費者の行動と医療の行動がどう動くかで変わっていくでしょうね。

     

    皆さんならどうしますか?

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