先日に引き続き、遺伝子のお話です。
遺伝子はたんぱく質でできているとお話ししましたね。
ここでまず知っておいて欲しいのは、RNAの存在です。
DNAは、『デオキシリボ核酸』RNAは『リボ核酸』と言います。
遺伝子の最も大切な役割はたんぱく質の構成です。
しかし、DNAは自身だけではたんぱく質構成はできません。
ここでRNAの力が必要になるのです。
分かりやすく、たんぱく質合成の流れを見てみましょう。
DNAは、御南のイメージ通り、情報の宝庫です。
そして、これが転写され、RNAが持ち運びます。
これがリボソームで翻訳され、たんぱく質が完成!というざっくりですがこのような流れになります。
◆詳しく見てみましょう。
たんぱく質合成の指令が出ると、
①遺伝子情報はRNA(メッセンジャーRNA)にコピーされます。[転写]
②mRNAが核の外に運び出されます。
③tRNAがアミノ酸を運んできます。(翻訳)
④セリン、グルタミン酸、アルギニンなど、アミノ酸がつながります。
③のとき、アミノ酸を運ぶためのトランスファーRNAやリポソームRNAも協力しますよ!
少し難しいですかね。。
何やらRNAの前にm、t、rなどがついて今いますが、こういう事です!
・メッセンジャーRNA→mRNA
・トランスファーRNA→tRNA
・リポソームRNA→rRNA
それぞれの役割ですが、
mRNAは、レシピを持ち出す役割。
tRNAは、材料を連れてくる役割。
rRNAは、リボソームという工場でくっつける(連結)する役割。
そして、rRNAはこれら全てのRNAのうち8割を占めています。
以前、たんぱく質は大事だよ~というお話をしたのを覚えているでしょうか?
水分は体の60%。
残り40%のうち半分(20%)はたんぱく質でできています。
水とたんぱく質の重要性がここでも露見ですね!!
たんぱく質不足がいかに、老化に関わっているか、病気に繋がりやすくなるか。
また改めて意識してみてくださいね!!
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