お腹がすいたら食べる。
これを習慣から除きたいのに除けない。
それは、ホルモンを知ると解決できるかも?
◆まずはケトン体の理解を深めよう。
先日お話した、ケトン体についてもう少し理解を深めましょう。
ケトン体自体は、
・アセト酢酸
・β-ヒドロキシ酢酸
・アセトン
これらのことをケトン体というのですが、それぞれ違う働きをしています。
これら、ケトン体の大きな特徴は、
◎食欲を低下させる作用
◎基礎代謝を高める作用
があります。
ケトン体は空腹時に出るとお話しましたが、超低糖質+高脂肪食(中鎖脂肪酸多め)に取ります。
これにより、ケトン体がよりカラダから出やすくなります。
要は、中鎖脂肪酸はケトン体をつくりやすいということです。
脂肪食に関しては、脂肪の質に目を向けるようにして下さいね。
デメリットが大きくなってしまいますから。
◆ケトン体の補足
ケトン体が体から出ると、減少するのは体脂肪だけで、筋肉量はむしろ増えていきます。
そして、生活習慣病・癌・認知症の予防にもなります。
食事の糖質を減らすと、がん細胞の増殖が抑制され、血中のケトン体が増えると、がん細胞が死滅するという研究論文も発表されています。
なにより、ガンは糖質が好きなので、夜食などにフルーツもNGになりますね。
◆食欲低下の秘密を知る
ケトン体に含まれるβ-ヒドロキシ酪酸は、食欲を低下させる効果が報告されています。
空腹時には、食欲を高める働きをするグレリンの分泌が増えますが、ケトン体は、このグレリンの産生を抑制する働きがあります。
お腹がすいたな~から少したつと、「お腹がすいたの通り過ぎた」そんな経験無いですか?
また、ちょこちょこ食いは、ケトン体が出るのを抑制している行動になりますよね。
ちょこちょこ食いって血糖値を急上昇させないから…とも聞くかもしれませんが、延々と膵臓が頑張っているのには変わりないです。
そして、それには、ひたすら酵素を使い、ケトン体のもととなる脂肪は燃焼されることもなく…。という、ダイエットの敵にもなります。
肥満度の高い方にはエネルギー減といった点では、痩せ始めることはあると思います。
が、私たちがお伝えしているのは、根本を変えなければならないという事。
1日中インスリン乱用しているということは、カラダリズムがどういう事になるのか?
リバウンドやダイエットに失敗した人には特に、気にしてもらいたいポイントですね。
◆ケトン体のまとめ
・痩せる→ケトン体をつくるときに体脂肪が燃焼します。
・若返る→ケトン体の抗酸化作用で老化をスローにする。
・筋肉量増加→体脂肪が燃焼して筋肉が増えます。
・認知症改善→ケトン体は脳のエネルギーになります。
・癌予防→癌細胞の増殖をストップさせます。
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