お肉などの動物性たんぱく質は、消化酵素を消費しすぎる食品としてお話していますが、たんぱく質はとても大切です。
また、植物性たんぱく質ばかりでは、オメガ6ばかりでオメガ3などの脂質が不足するなどが考えられます。
もちろん、植物性のたんぱく質の方がおすすめしますが、やはり肉魚もたんぱく質だけではなく、とりたいものも入っています。
では、どうしたらよいか・・・。
◆たんぱく質よりもアミノ酸を意識しよう
たんぱく質が消化で上手に分解されるとアミノ酸になるのは以前お話しました。
そして、髪や爪などのたんぱく質を作っているのはアミノ酸です。
ということは、たんぱく質ではなく、アミノ酸をとればいいのかな?と考えてみてください。
今はプロテインでアミノ酸をとることができ、固形物よりも消化の負担がありません。
これも、動物性なのか植物性なのかや、必須アミノ酸や非必須アミノ酸なのかなど数多くありますので、今回はアミノ酸について触れていきたいと思います。
◆アミノ酸の種類
アミノ酸は全部で20種類です。
このうち、体内で合成できるのは11種類、合成できないものが9種類です。
この9種類に関しては、食事からとる必要があります。
(画像:http://papaya-univ.com/nutrition/aminoより引用)
◆たんぱく質と体の関係
遺伝子もたんぱく質でできています。
DNAの複製や遺伝子に問題が起きたときに修復しようとする酵素はたんぱく質になります。
そのため、病気や美容などの予防もたんぱく質が欠かせません。
また、効率よく栄養を吸収するために細胞も再生を繰り返しいます。細胞は1~2日で再生し、それに必要なアミノ酸はグルタミンになります。
他にも、肝機能向上や血圧上昇抑制にもたんぱく質は欠かせません。
◆若返りとアミノ酸
メラニンという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
メラニンは紫外線を吸収して黒くなりますが、お肌のガードもしてくれます。
しかし、この黒くなったメラニンがその後もずっと残るというところが皆さんも悩んでいるところではないかと思います。
これを解消するために、肌のターンオーバーが重要なのですが、要らないメラニンを外に出すには、やはりアミノ酸です。
肌のはりやツヤ、弾力をつくっているのはコラーゲンで、このコラーゲンもまたアミノ酸で構成されます。
◆アミノ酸不足だと何が起こるのか?
アミノ酸が少ないとHGH(成長ホルモン)が作られません。
HGHは細胞の若返りホルモンと言われていて、アミノ酸の力を借りてからだからたくさん放出します。
これは、眠っている間に体で作られます。
これだけ、アミノ酸は私たちの体にとって重要なものであることは知っていただけたと思います。この他にもまだまだアミノ酸の担うものは多いです。
ということは、それだけ必要ということです。
だからと言って動物性のたんぱく質をたくさん撮ればいいかというとそうではありません。
消化という過程を踏むからこそのデメリットもありますので、気にしすぎもいけませんが、時々たんぱく質の取り方を意識してみるといいですね!