GI値と
いえば『血糖値が上がりやすい』や『糖分が多い』といったイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
実際にGI値に気を付けている!という方も、改めてこのGI値について考えてみましょう。
普段の食事のなかで新たな「なるほど!」が出てくるかもしれません。
◆GI値の基礎
「GI」とは「グリセリック・インデックス」のことで、「炭水化物の吸収速度を表す指標」です。
GI値の基準はブドウ糖です。
そのため、GI値=糖質含有率の多さと認識しがちですが、ここは注意が必要です。
人体がブドウ糖を吸収する速度を100として、決められます。
また、食後2時間以内に血糖値が150㎎/dl以上になる食品を高GI、150~130を中GI、130以下の食品を低GIとすることが多いです。
◆GI値が高いとどうなるの? 肥満との関係は?
高GI食品を食べると、食後1時間以内に血糖値は150くらいまで上がってしまいます。
人の身体は「血糖値は100以下までが望ましい」とインプットされているので、血糖値が100を超えると、血糖値を下げようとしてインスリンといわれるホルモンが過剰分泌してしまいます。
インスリンの働きで、血糖値は体内の細胞の中にため込まれ、血糖値が一時的に下がるため、「低血糖状態」に陥ることがあります。
低血糖になると、脳は慌てて」糖質をとるように命じます。
そして、高GI食を食べる。ということを繰り返し、糖がどんどん細胞内に溜められます。
この繰り返しが続くと、脂肪が膨らみ、肥満に繋がります。
このように、細胞にため込まれた「糖」が「脂肪細胞」となります。
◆カロリーとGI値は比例しない!
カロリーダイエットの場合、個々の食品のカロリーを計算して1日のトータルで考える。
そのため、全ての食品のカロリーを把握する必要がある。
一方で、GI値ダイエットの場合食品のGI値が60より上か下かを覚えておくことが大切。
60以下の食品は低GI値食品と呼ばれ、その食品を中心にした食生活を送ることができ、計算の必要がないです。
大まかな判断方法としては、精製されて色が白い人ものほどGI値が高く、逆に無精製に近く色が濃い(茶・黒)ものほど、GI値が低くなる傾向がみられますので、これをもとに見てみるのもいいですね★
例)白米84➡玄米56
うどん80→そば59